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賛否両論!?リビング階段のメリットとデメリット

2022.07.01

こんにちは!スタッフの田原です👩

家族間のコミュニケーションが深まるという観点から

近年人気が高まっている「リビング階段」

しかし、インターネットで「リビング階段」と検索すると、マイナスな意見もチラホラ。

今回はそんな「リビング階段」のメリット・デメリットを

紹介していきたいと思います!


○「リビング階段」とは

「リビング階段」とは、リビング内にある階段のことを指します。

リビングの中の階段という意味で「リビングイン階段」と呼ばれる場合もあります。

○「リビング階段」のメリット

①  家族間のコミュニケーションが深まる

リビング内に階段があることで、2階に上がるときに必ずリビングを通ることになります。

そのため、必然的に家族と合わせる機会も増え、家族間のコミュニケーションが取りやすくなるというのが「リビング階段」の大きなメリットです。

また、家族の帰宅・外出などある程度の行動も把握しやすくなります。

②  デザイン性の高さ

リビング階段は、デザインや素材にこだわることで、階段自体が一つのインテリアのようになり、リビングという空間がグッとオシャレになります。

インスタグラムやネットで「リビング階段」と検索すると、オシャレな写真が沢山出てきます✨

そういった空間デザインを参考にされる方も多いようです。

③  リビングが広く見える

階段をリビングとは別の場所に設置する場合、階段のためのスペースを別途で確保する必要があります。

ですが、リビング内に階段を設置すれば、敷地面積を有効活用できるので、リビングの間取り自体を広く取ることが可能になります。

また、リビングに階段を設置すると、1階と2階につながりが生まれ、それによってリビングが広く見えます。

○「リビング階段」のデメリットと対策

①  音やニオイが漏れやすい

リビング階段の場合、1階と2階に仕切りがないため、音やニオイが伝わりやすいというのがデメリットの一つです。

1階のキッチンのニオイが2階まで伝わってきたり、2階の足音や生活音、話し声などが1階のリビングまで聞こえてくる、といったことが考えられます。

対策としては、階段とキッチンを離したり、床や壁、扉に吸音性・防音性の高い素材を使用するというのがおすすめです。

②  冷暖房効率が悪い?

①の場合と同様に、1階と2階を遮るものがなく、かつ天井も高くなってしまうため、冷暖房の効率はどうしても悪くなってしまいます。

ですが、最近の住宅は「断熱性」と「気密性」が昔に比べて高いため、そこまで気にならないということがほとんどです。

対策としては、天井に「シーリングファン」を取り付けるのが有効かと思います。

空気の循環を促すことで冷暖房が効きやすくなるのに加え、オシャレさもUPします!

③  プライバシーの確保が難しい

家族とのコミュニケーションが取りやすい一方で、プライバシーの確保が難しくなってしまいます。

家族同士でもある程度のプライバシーは守りたいという場合や、帰宅後や休日にリビングでくつろいでいる時にお子様の友人など来客された方が必ずリビングを通過しなければならない場合には、デメリットを感じるかもしれません。

対策としては、階段をリビングの出入り口の近くに設置することで、リビングにいる時間を最小限にすることが出来ます。


何事にもメリットとデメリットの両方があるため、どちらかばかりを見てしまって

考えが偏ってしまうのは良いとは言えません。

メリットだけでなく、デメリットもきちんと把握した上で、

プランを考えていくことがとても大切です。

「リビング階段」を設けたい明確な理由や目的をもって、

設計者とじっくり相談していくことが失敗しないポイントになっていくかと思います😊