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リビングに「小上がり和室」を。

2022.06.10

こんにちは!スタッフの田原です👩

これから住宅の新築をご検討されている方で、

和室は必要ないと考える方が多いのではないでしょうか。

確かに、「若者の畳離れ」という言葉もよく耳にします。

ですが、家の中にちょっとした畳のスペースがあると、空間にアクセントが加わり、

癒しとくつろぎの空間になります。

そんな畳の空間ですが、最近では「小上がり和室」というものの導入を検討される方が

新築でもリフォームでも増えてきています。

今回はそんな「小上がり和室」について紹介していこうと思います!


○「小上がり和室」とは

「小上がり」とは、部屋の中の床から一段高く設けられた場所のことで、

その「小上がり」に畳を敷いた空間を「小上がり和室」と言います。

○「小上がり和室」のメリット

①  収納スペースが増える

小上がり和室は、段差部分に収納を作ることが出来ます。

寝具や季節ものの衣類、頻繁には使わないものの収納場所として活用するのに便利なスペースになるかと思います。

②  空間に変化が生まれる

小上がり和室があると、リビングという空間にメリハリが生まれ、オシャレさがグッとアップします。

また、視覚的にも奥行きを感じられるため、リビングを見た目以上の大きさに見せることが出来るという効果も期待できます。

③  リビングにリラックスできる空間を

段差があることにより、腰掛けてゆったりとくつろげるスペースが出来るというのも小上がり和室の良さかと思います。

さらに、寝室として利用したり、①のような収納を作る代わりに掘りごたつにするケースもあります。

○「小上がり和室」のデメリット

①  バリアフリーに向かない

メリットは様々あっても、やはり「段差」による危険や負担が生まれてしまうのが、「小上がり」のデメリットと言えます。

ご家庭にご高齢の方がいらっしゃって、小上がりを頻繁に上り下りするという場合は、足腰に負担がかかってしまう場合もあります。

②  小さいお子様がいらっしゃる場合は注意が必要

小上がり和室は、小さいお子様がいらっしゃるご家庭でも注意が必要になってきます。

段差が高すぎると落下してしまう危険があり、また段の高さが10cm程度と中途半端でも、つまずきやすくなってしまいます。

お子様が成長するまでは、小上がり和室を設けるのは避けたほうが良いかもしれません👦👧

③  リビングが狭く見えてしまう?

メリットの②にもあった通り、小上がり和室はデザイン次第で奥行き感を出せますが、リビング自体の広さや天井の高さ、和室の位置によっては、逆にリビングが狭く見えてしまうことも考えられます。

イスやテーブルなどリビングに必要な家具を置いても狭く感じないか、事前にイメージしておくと良いでしょう。


上記のメリット・デメリットを踏まえ、実際に「小上がり和室」を設けたいとなった場合、

広さや段差の高さ、設ける位置などについて、十分に注意・検討することが重要になってきます。

弊社の過去の施工事例にも「小上がり和室」も設けた住宅がございます🏠

ぜひこちらからチェックしてみてください✨