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上越支店スタッフブログVo.33 「可変性」のある間取り

2022.05.20

こんにちは!スタッフの田原です👩

新築する住宅の間取りを考える際に、「理想の間取り・空間になった!」と思っても、

それはその時点でのライフスタイルや家族構成に合うものであり、

将来、その間取りや空間が家族にとって最も良い形であるかどうかは分かりません。

ライフスタイルや家族構成は約10年おきに大きな変化が訪れると言われてます。

お子様の成長やご夫婦のライフステージの変化に合わせて、

家族の暮らしは少しずつ変化していきます。

そんな将来の変化に対応するために、間取りに「可変性」を持たせることが重要です。

「可変性」とは、読んで字のごとく「変えることが出来る性質」という意味の言葉です。

つまり、間取りに「可変性」を持たせるということは、

後から変更やリフォームのしやすい間取りにするということです。

そんな「可変性」を持たせた間取りについて、詳しく紹介していきたいと思います。


〈「可変性」のある間取り〉

○ 子供部屋

住宅の中でも特に「可変性」を求められるのは、「子供部屋」になってくるかと思います。

お子様が小さいうちは部屋を1つの大きな空間として利用し、走り回ったり、おもちゃを広げて遊んだりと伸び伸びと過ごすことが出来るようにし、成長し大きくなったら、「間仕切り壁」を用いて、1部屋を2部屋にするという「変化」を持たせることも可能です。

ですが、間取りの変更に備えて注意していただきたいことが大きく2つあります。

①間仕切りしても十分な広さがあるか?

②間仕切りをした後、個室として使うためのドアや照明、コンセントなどが部屋数分あるか?

お子様が快適に過ごすことが出来るお部屋になるよう、上記の点を考慮して間取りを考えて見てください👦👧

○ 出入口は引き戸で

出入口に引き戸を使用している家は、「可変性」という観点に加え、子育てやバリアフリーという観点からも有効だと言えます。

出入口に引き戸を使用することで、前方に無駄なスペースが生まれないため、空間を有効活用できます。

また、引き戸を使った間取りは、引き戸を閉じたり、開いたりするだけで、間取り・空間を変えることが出来るのでオススメです✨

○ 老後は1階で生活を

老後は階段の上り下りが大変になってくるため、なるべく1階で一通りの生活が出来るように計画しておくというのも「可変性」を取り入れた間取りの一つと言えます。

住宅を建てて初めのうちは、家族みんなで寝るために2階に寝室を設けても良いですが、将来のためにも1階に寝るスペースを確保できる家づくりも考えてみてください。


家族にとって過ごしやすい・使いやすい間取りは、

ライフスタイルや家族構成の変化によって変わります。

快適に、そして愛着を持って長く住むためには、

少し先を見据えたプランニングが大切です。

「可変性」だけでなく、様々な観点から家づくりを考えていくことが、

より良い家づくりに繋がっていきます🏠